母魚4
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俺がいまいち言ってる意味が理解でき無くって惚けていると母さんは付け加えてこう言った。
「つまり、人魚なのよ♪母さんは。」
いや、なんかもうどっからどう聞いても嘘っぽいんですけど?
とりあえず。「う、うそだろ?」といってみる。
お決まりの台詞である。
そしたら母さんは
「あら信じないの?聞かれたから答えて上げたのに(泣)
まあいいわ。たしかにいきなりそんな事言われても信じがたいわよね。
証拠を見せてあげるわ、よくみてなさい。」
そういうと母さんは近くにあった筆立てからハサミをとり、右手で握って左手に刺した。そのままハサミを人差し指と中指の間から引きちぎるように抜くと左手を前にかざして
「じゃーん♪」
じゃーんじゃねえよ!っと言いたかったがあまりにもの出来事に口は動いたものの音を出すことは出来なかった。
そうして口をパクパクしている俺を気にする様子もなくそのまま手を握り
「これを握って〜、1・2・3!!はい!」
手についてる血をはらうようにして右手を開くと
「そらもと通り♪」
手はの傷は跡形もなく消えていた。
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